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Google in China の賛否について

Posted at: 2006-01-28 3

Google.cn ?
Google が中国に進出することについて、すでにネット上で話題になっていますが、ようやく Official Google Blog の方にも記事が出ました。

In order to do so, we have agreed to remove certain sensitive information from our search results.
私たちは、検索結果から機密情報を取り除くのに同意しました。
Launching a Google domain that restricts information in any way isn't a step we took lightly.
何らかの方法で情報を制限する Google ドメインを開始することは、私たちが軽くとった手段ではありません。
Google Blog > Google in China

といった文章がならんでいて「何だ何だ!?」という感じですが、全体的に抽象的な話ばかりでわかりにくいですね。ITmedia ニュースを引用すると
 Googleは長い間、カリフォルニア州の本社のコンピュータから、フル機能の中国語版Google.comサービスを世界中のユーザーに提供していた。
 同社担当者は、中国ユーザー向けの検索を高速化し、同国内のWebサービスを監督する法律を遵守するために、向こう数カ月以内に中国の施設からGoogle.cnサービスを稼働させると話した。
 中国内のWebをグローバルインターネットから切り離して囲う「グレートファイアウォール」のために、中国外のサイトは頻繁に動作が遅くなったり、遮断されたりする。これにより中国政府は、国民が閲覧できるものを積極的に検閲すると同時に、インターネットサービス企業にもっと幅広いコンテンツを自主規制させる圧力をかけることができる。

だそうです。中国ってそんなことをしていたんですね…。
Google としては、それなら「グレートファイアウォール」の中に飛び込んじゃえ、ということでしょうか。

Google.cn 反対
メディア自身がわざわざ規制されに行く感じもしますし… Google が中国の言論統制の手助けをしなければいいなと思う今日この頃…などと考えていると、やはりこんな記事がありました。
グーグル社の決断に、メディア監視グループの『国境なき記者団』は憤慨している。このグループはこれまでに、米ヤフー社や米マイクロソフト社の『MSN』などが中国の検閲体制に従っていることを批判してきた。

ここに出てくる国境なき記者団の記事を見てみましたが、「hypocrisy(偽善)」「a black day for freedom of expression(表現の自由の黒い一日)」といった言葉が並んでいます。Yahoo!、MSN に続く Google の姿を「Google、お前もか」と見ている人も多いでしょうね。

ちなみに、Google Blogoscoped には「Google does not censor results for any search term.(Google はどの検索でも、結果について検閲することはありません)」などの文章が Google のヘルプ画面から消えたことを示す記事や、Google.com、Google.cn それぞれの画像検索で同じ検索語を入力し、どのような違いが見られるかという記事が出ています。たしかに検索結果がまったく違いますね…。

Gmail や Blogger は?
ご存知のとおり、ここは一応 Blogger 情報を載せるブログなので、忘れないうちに Blogger についてみてみますと…。
グーグル社の電子メールとブログのサービスは中国では提供されない。中国政府からユーザーの個人的な情報を提供するように命じられる危険を冒したくないからだ。同社の電子メールサービス『Gメール』は、ユーザーのメールの巨大なデータベースを作成しており、瞬時に検索を行なうことが可能だ。ブログサービスにはさまざまな個人情報が記録される。
 ヤフー社は昨年、中国人ジャーナリストの電子メールのアカウント情報を中国政府に提供したとして非難を浴びた。このジャーナリストは国家機密を漏洩したとして有罪判決を受けている。

中国では当面提供されないとのこと。この記事を読む限り、その方がよさそうですね。

Google.cn 支持
ところで、全てのメディアが Google.cn を非難しているかと思うと、さにあらず、一方で Google の決定を支持する声もあるので、紹介しておきます。
I do think information flow is happening in China ... saying that even by existing there contributions to a national dialogue have taken place. There’s no doubt in my mind that’s been a huge plus.
「情報流動が中国で起こっているのだと思います。それは巨大なプラスだと確信しています」と、ビルゲイツ。
It is also significant because the Google page will let people know if their search results are being restricted, something that doesn't happen if the filtering is done by the government.
Amidst all the fuss about Google's decision to comply with local law in China it is easy to overlook the fact that internet content is censored and controlled almost everywhere.
Google は中国政府によってフィルタリングされ表示されないものについて、検索結果が制限されていると人々に知らせる点も重要です。中国での法律に従うという Google の決定に関するあらゆる騒ぎの中で、インターネットの内容がほとんどいたる所で検閲され、制御されるという事実が見落とされがちです。

アメリカでサービスを展開するにしても、日本でするにしても、現地の法律に従うのは当たり前じゃないか、と。そういわれれば、そんな気もしたり…。うーん。

おわりに
結局いいとも悪いともいえない、はっきりしない記事になってしまって申し訳ないです。まあどんなことが起こっているのかを知ってもらえれば、と思い記事にしました。
最後にちょっとした疑問なんですが、Google.cn として実際に中国国内でサービスを開始することは分かったんですが、今ある Google.com の中国語版は今後どうなるんでしょうかね?そのまま残るのか、中国国内と同じ条件で検索が行われるのか、はたまたなくなるのか…。日本人が Google.co.jp、Google.com とどちらも利用できるように、中国の人もつながりにくい Google.com とつながるけれど結果が制限されている Google.cn とを選んで利用できればいいな、とふと思ったのでした。

あとがき
おそろしく長い記事になってしまいました。引用ばかりをつないだ文章で読みにくかったと思います。すみません。
英語の引用については、Excite の翻訳サービスとにらめっこのつたない訳ですので、間違えている部分があるかも知れません。そんなときは、さりげなくコメント下さいませ。それではまた。


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Comments:3

  1. 確か、YahooChinaで「天安門」みたいなものを検索しようとするとエラーになるんだったかな?
    国家の維持には仕方ないというべきか。

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  2. ちゃめ=kamimuraです。

    この記事、BBCで報じられたときに取り上げようか?と思ったのですが、翻訳ブログのほうは半分休止状態なので、スルーしちゃいました。
    クリボウさんの記事を読んで、色々と確認できて嬉しいです。

    Googleファンの私としては、あまり妥協的なことをして欲しくはありませんが、Googleも企業なので、発展を度外視できないのでしょうね。

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  3. >あまたさん、kamimura さん
    コメントありがとうございます。「国家の維持には仕方ないというべきか」「Googleも企業なので、発展を度外視できないのでしょうね」そうですね。

    検閲で言論を制限する中国の政治的な問題はともかく、企業として発展のため郷に入れば郷に従えの Google の今回の決定は、たしかに仕方がないものかも知れませんね。

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