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2007-01-15

カスタムドメインで Google 乗っ取り!?

先日、新 Blogger にカスタムドメイン機能がついたというニュースをご紹介したんですが、それに関連してちょっと不思議な事件が起こったのでご報告。

カスタムドメインというのは、blogspot.com サーバーの新 Blogger ブログに独自ドメインをマッピングすることができる機能のことなんですが、その独自ドメインからのアクセスを振り分けるための Google のサーバー(ghs.google.com)自体に、なぜか日本語の Blogger ブログがホスティングされるという事件が起こりました。海外のサイトでも大きく取り上げられています。

拙訳なんですが
故意にか偶然にかはともかく、誰かが ghs.google.com を Blogger ブログのカスタムドメインとして登録しました。どのブログもこのアドレスではセットアップされていなかったので、Blogger はそのユーザーにユーザー自身のブログをホスティングさせました。

と書かれている模様。以下、クリボウの勝手な想像なんですが…

通常の流れ

EXAMPLE.com にアクセス → ghs.google.com で振り分け → EXAMPLE.com に関連付けられたブログの内容が blogspot.com サーバーから返される

問題の流れ

ghs.google.com にアクセス → ghs.google.com で振り分け → ghs.google.com に関連付けられたブログの内容が blogspot.com サーバーから返される

ということかなと。

通常は EXAMPLE.com の DNS、CNAME の設定で ghs.google.com サーバーに飛ばすので(つまり、そのドメインの設定ができるユーザーであるはずなので)、ドメイン自体をユーザーが所有しているかいないかのチェックは Blogger としてはしないんですが、ghs.google.com サーバー自体はそのまま ghs.google.com という URL でアクセスできるので、ユーザーの Blogger 側の設定だけを確認してブログ情報を返したんじゃないかな、と。あくまで想像なんですが。

件の日本語 Blogger ブログにも
カスタムドメインで公開っていうのとblogspot.com との公開の違いは何なのだろう?

という一文が書かれています。(ブログ自体はすでに削除されていますが、Google のキャッシュに残っていました。)どうやら、よくわからないままブログの設定をされたようです。本人も、こんなに大ごとになるとは思っていなかったでしょうね。

クリボウも Blogger の機能を色々と試しているうちにいつかこんなことになりそうな気がします。少し気をつけないといけませんね。


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